梅干や梅に関することわざや言い伝えは沢山あります。
それは、人々が生活体験から得た知恵そのものなのです。
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松・竹・梅は、三つの等級を表す場合によく使われます。 中国では、松と竹は冬の寒気に耐えて緑を保ち、梅は寒さの中、百花に先がけて花を咲かせることから、松・竹・梅を「歳寒三友(さいかんさんゆう)」といい、それが日本に伝えられたのです。
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朝、出かける前に梅干を食べると、その日は災難をまぬがれるという説があります。
昔、旅人がその土地特有の熱病や風土病にかからないように、梅干を携帯していたことからこのように言われています。戦国時代の武将も戦場へ赴くとき、梅干を持って行ったそうです。今でも、旅館やホテルなどの朝食で梅干が出されるのは、この説が生きているからなのです。
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筋も通り、情味も備わっている手落ちのない人物を「花も実もある・・・」と形容することがあります。外観も美しく、内容も充実している事を言うときによく使う表現です。
春が待ち遠しいまだ寒い頃、花が咲き香り、 実は梅干をはじめ梅酒や梅ジュースなどとして愛好されていることから、これは、「梅」を指すのではないでしょうか。 |
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酢ができるまでは梅酢が調味料として使われていました。梅酢は、酸味と塩味のバランスがよく料理の味を引き立てます。そのことから、「塩梅」という言葉は、調理用語として使われていました。今では、とても具合のよいことを表現するときに「いい塩梅」というように使われるようになりました。 |
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「申年の梅干は体にいい。」「申年の梅は縁起がいい。」などと言われ、申年の梅は、昔から重宝されてきました。これは、平安時代、村上天皇が申年に漬けられた梅干と昆布入りのお茶を飲んで、病を治したことからきていると言われます。
元旦に、福を呼び込み、病を遠ざけることを願って梅干しと昆布入りの 「大福茶」を飲む習慣もここからきています。また、申年は、過去の統計から見て、梅の不作年が多く、それゆえに貴重品扱いされるとういう説もあります。病が「さる」の語呂あわせもあるのでしょうね。 |
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梅の木は、成長は早いが、大木にならないことから、にわか仕込みで不確実な学問のことを「梅木学問」と言います。ちなみに、楠は、長い年月をかけて成長し、大木になることから、少しずつ着実に積み重ねた学問のことを「楠学問」(くすのきがくもん)と言うそうです。 |
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米と梅干だけの弁当を俗に「日の丸弁当」と言います。日の丸弁当は、99%が米で、おかずは一粒の梅干だけ。この唯一のおかず、梅干が胃の中でたいへん重要な役割を果たします。食べた米の酸性を中和し、カロリーを殆ど吸収させるとか。
つまり、食べた米のカロリーを、すぐにエネルギーに変えるということなのです。
日の丸弁当は、味覚的、視覚的な満足度はさておき、必要なカロリーを摂るという意味では理想食。ただ、カロリーこそ摂れますが、3食、日の丸弁当では、栄養のバランスが偏ります。他の部分で補うようにしましょう。 |
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